雑穀米・白米・玄米の糖質量が知りたい!一番少ないのはどれ?

雑穀米や玄米は、「なんとなく体に良い」という事は分かりますが、それぞれに含まれている糖質量はどれぐらいになるのでしょうか?

精米別や種類による違いと、種類別の糖質量を比較してみました。

 

白米(精白米)

食品名 糖質(100gあたり)
 精白米 36.8g

普段、日常的に食べるお米が 白米(精白米)です。

もともとお米は、「籾(もみ)」と呼ばれる黄色い殻に入った状態です↓

左側が稲で、右側が籾(もみ)の状態。

この黄色の殻を取り除くと、さらに「ぬか」の層に包まれていて、ぬかを取り除く行程が「精米」です。

こうして精米されたお米が白米(精白米)となります。

 

玄米

食品名 糖質(100gあたり)
 玄米 34.2g

玄米は、「籾(もみ」の状態から黄色い殻を取り除いただけ の状態のもので、「ぬかの層」は残っているもの。

一般的には、白米よりも栄養成分が豊富と言われていて、糖質量も若干ではありますが玄米の方が少なめになっています。

 

ぶつき米

食品名 糖質(100gあたり)
 半つき米 35.6g
 七分つき米 36.2g

ぶつき米は、白米と玄米の中間のような存在で、栄養成分が豊富な「ぬか」部分が残るように、精米する量を調整したものです。

 

胚芽米

食品名 糖質(100gあたり)
 胚芽米 35.6g

胚芽米は、お米の「種子」部分で、成長させると芽や根にあたる「胚芽」を、あえて残して精米されたお米です↓

胚芽を残すメリットは、普通の精白米に比べて「甘み」や「うまみ」が強くなり、栄養面でもビタミン系が豊富になると言われています。

 

雑穀米

食品名 糖質(100gあたり)
 雑穀米 39.3g

雑穀米は米単体ではなくて、お米にプラスして他の穀類を加えたタイプのものです。

代表的なものとしては、玄米・粟(あわ)・黍(きび)・もちむぎ・いりごま・押麦などが加えられる事が多いです。

噛みごたえがあり食物繊維を豊富に含んでいるので、糖質も少ないイメージがありますが、実際には炭水化物も豊富に含む事になるので、糖質量はやや多くなりがちです。

 

結局どれが一番糖質少ない?

食品名 糖質(100gあたり)
 精白米  36.8g
 玄米  34.2g
 半つき米  35.6g
 七分つき米  36.2g
 胚芽米  35.6g
 雑穀米  39.3g

一覧を比較してみると、最も糖質量が少ないのは「玄米」でした。

玄米は籾殻を取り除いただけの状態であり、糠(ぬか)に含まれている食物繊維が多いため、その分 糖質量も抑える事ができていると考えられます。