一般的に、糖質制限中は「果物を食べるのはNG」とされます。その理由としては、肉や野菜に比べて糖質が含まれる量が多いから。
では、果物の代表的な存在である「りんご」に含まれる糖質量はどれぐらいの量があるのでしょうか?また、糖質制限中には食べるべきではないのでしょうか?
りんご1個に含まれる糖質量
りんごに含まれる糖質量は100gあたりで13.1g程度です。
りんごには「ふじ」「紅玉」など、様々な品種のりんごがあり、品種によって「1個あたりの重さ」にもばらつきがありますが、平均的には1個300g程度となります。
100gで13.1gですので、りんご1個に含まれる糖質量は約39g程度の量。りんご1個を八等分して1カットだけ食べたとするなら、1カットあたり約5g弱程度の糖質量です。
糖質制限中に「りんご」は食べない方がいい?
りんごを食べた時の効果については、次のようなものが代表的です。
- りんごポリフェノールによる抗酸化作用(生活習慣病予防、美肌作用など)
- カリウムが豊富なので、体内のナトリウムとバランスをとる働き(高血圧予防 むくみ解消等)
- クエン酸 由来の疲労回復効果
- ペクチンに由来する乳酸菌増加作用(便秘解消等)
また、りんごポリフェノールには、脂肪分解酵素の働きを抑制する事で、余分な脂肪が小腸から吸収させる事を防ぐ事で、ダイエット効果も期待できるとも言われています。
このように、りんご を食べる事で様々な健康効果が期待できる一方で、糖質制限中には食べ過ぎに注意が必要。
本格的な糖質制限をしている時には、1食あたりの糖質平均は20g以下に抑えるべきと言われています。
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りんごをまるまる1個食べると、約39gの糖質となるので、それだけで糖質オーバーに。8分の1をカットしている「1カット分」であれば、糖質量は5gなのでOK。
糖尿病治療中等の理由で「糖質完全NG」なケースを除いて、1カット程度であれば、他の食事の糖質量次第では食べても大丈夫ということです。