ガムの成分として使われるキシリトール。「砂糖を使っていないガムの甘味料」として有名ですが、糖質制限中に噛んでも良いのでしょうか?
「糖質制限中のキシリトール」をテーマに、糖質制限中におすすめのガムもまとめました。
そもそも、キシリトールって何?
キシリトールは果物や野菜の中に含まれている糖質で、糖質の分類では「糖アルコール」と呼ばれるタイプのものです↓
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キシリトールは、1997年4月17日に厚生省によって「食品添加物」として使用すること認められている他、「点滴剤」として使われてもいる等、安全性が確立している糖質です。
糖アルコールは「虫歯の原因にならない糖質」ですが、その中でも、キシリトールとソルビトールは「原因」にならないだけでなく「虫歯を予防する糖質」として、多くの臨床研究データがあります。
予防になる糖質の中で、キシリトールはソルビトールよりも上の効果があるので、ガムの材料としても、よく見かける事ができますね。
キシリトールは血糖値を上げる?
糖アルコールは、「糖類」や「多糖類」と比べると、血糖値の上昇が緩やかで、約半分程度の血糖値しか上昇させません。
ただ、注意しなくてはいけないのが「上昇が緩やか」なだけであって、まったく上昇させないわけではないという事。
糖質の中で、血糖値を一切上昇させないのは、糖アルコールの中の「エリスリトール」と、合成甘味料に分類される糖質のみです↓
合成甘味料については、基本的には安全であるものの、厚生省等によっても総量が規制されています。
一方で、自然素材から作られる糖アルコールの「エリスリトール」は安全性が確立されていて、しかも、一切 血糖値を上げない糖質ですので、糖質制限中には欠かせないものとなります。
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糖質制限中におすすめのガムは?
糖質制限中におすすめのガムは、先に紹介した「エリスリトール」を材料しているタイプです。
エリスリトール入りのガムで、執筆現在販売されていたガムは次の2種類でした↓
LOTTE FREE ZONE
ロッテが作る、エリスリトール入りのガムです。
ただ、合成甘味料として「アスパルテーム・アセスルファムK・スクラロース」等が使われていたり、ぶどう糖等の単糖類、水あめ等が使われています。
せっかくエリスリトールを使っているのに、糖質制限用としては、ちょっと使いにくいガムになっていますね。
おすすめは、次のガムの方です↓
Kracie 歯みがきガム
こちらもエリスリトールを原料にしている他、合成甘味料は使わずに、糖アルコールであるマルチトールやキシリトールのみを原料にしています。
材料に「還元水あめ」とありますが、これも糖アルコールの一種なので、血糖値の上昇は緩やか。
特徴として「甘くないガム」として人気で、ほんのり薄い甘さが持続するタイプ。ガムならではの硬さや、噛み心地の良さから愛用している人が多数います。