糖質制限をするために、大豆粉やふすま粉を使ったパンを焼きたい時に。
なかなか「ふくらみにくい」これらの粉を使っても、ふっくらと焼き上げる事が可能な、おすすめのホームベーカリーをまとめました。
糖質制限のパンは、なぜ「大豆粉」や「ふすま粉」を使うの?
糖質制限用のパンを作る時によく見かけるのが、「大豆粉」と「ふすま粉」です。
大豆粉は 大豆を生のまま粉砕して粉状にしたもので、炒ってから粉状すると「きなこ」になり、大豆粉との違いになります。
「ふすま粉」は、小麦粉を原料としている粉です。
「小麦」と聞くと、いわゆる炭水化物で糖質もとても高そうに思えますが「ふすま粉」に関しては別。
通常の小麦粉は、小麦の表皮部分である「ふすま」を削ぎ落として精製されます。つまり、中身の炭水化物たっぷりの部分が小麦粉です。
一方で「ふすま粉」は、逆に表皮部分である 「ふすま」だけを使って精製しているので、そのほとんどが食物繊維。なので、小麦を原料としていても 「ふすま粉」ならOK糖質制限に使えるというわけ。
参考までに、大豆粉の中で特に人気の高いマルコメの大豆粉と、江別製粉のふすま粉の、100グラムあたりの糖質量を紹介しておきます↓
- マルコメ大豆粉:糖質19.3グラム
- 江別製粉 ふすま粉:糖質10.2グラム
- 一般的な小麦粉(薄力粉):糖質73.4グラム
このように、一般的な小麦粉と比較すると大幅に糖質を抑えれる事から、糖質制限用のパン作りには大豆粉&ふすま粉が定番というわけです。
「早焼き」機能があるホームベーカリーから選ぼう!
大豆粉やふすま粉を使った糖質制限用のパン作りでよくある事例が、「レシピどおりに作ったのに、パンがふくらまなかった」というもの。
小麦粉の場合は、粘り気のあるグルテンの作用によって「コネ」の作業時にたっぷりと空気を保持できるので、イーストよって膨らむ事ができます。
一方で、大豆粉やふすま粉を使った場合「空気を保持する力」が小麦粉に比べて弱く、小麦粉に比べて膨らみにくくなる、という風になっています。
ふくらみにくい大豆粉 ふすま粉をふくらませるためのポイントはいくつかの方法がありますが、多くのレシピでは ふくらませるまでの時間を短縮したり、2次発酵を行わないように作ったりと、いったん ふくらんだ後で、空気が抜けてしぼんでしまう前に焼き上げる手法が主流です。
という事で、糖質制限用のパンを作るためにホームベーカリーを選ぶ時には、まず、「早焼き」の機能がついているかどうか?を基準に選ぶようにします。
(実際、レシピサイト等を見てみても「早焼き」を前提にレシピを作っているケースが多いです)
「早焼き」の機能がついていて、口コミでの評価も高く、人気のあるホームベーカリーは次の2機種です↓
ツインバード ホームベーカリー PY-E631W
400件近くの口コミ数がありながら、☆4.5以上の高評価を得ている人気のホームベーカリー。
1万円以下で買う事ができる手頃な値段ながら、「早焼き」機能を含め、必要な機能が充実しています。
- 商品は非常に満足してます。糖尿病なので糖質制限の為、ふすまパンを作って食べてます。三食ふすまパンで頑張ってます。
- 最近は思考錯誤しながら糖質オフのパンレシピも自分なりに決まってきて、普通の小麦パンと糖質オフのパンと週に2回のペースで使用してます。
- うちは、大豆粉、ふすま粉などの糖質制限パンを焼いています。早焼き機能は1.5斤以上なんですが、1斤のレシピでうまく焼けます。
出典:https://www.amazon.co.jp/
siroca ホームベーカリー SHB-212
少し型は古いですが、値段帯と機能のバランスが良くて人気の高いアイテム。「お試し用」として中古品を買って試している人もいて、3,000円代から購入する事ができます。
- 糖質オフメニューをしているのでパンがたまには食べたい、でも自分でオーブンで作ると食パン用の型とか必要になるし、と考えていたら、おもちが出来るし、値段といい機能といいよさそうなので買いました。さっそくパンを焼きました!美味しいです!
- ドライイーストを入れる時になるべく水に触れない様に最後に粉のテッペンにアナを作ってそこにいれてます。3回程焼きました、低糖質メニューでやはりパンが食べれると嬉しいです。
出典:https://www.amazon.co.jp/
「個別設定機能」がついているホームベーカリーから選ぶ
大豆粉 ふすま粉は「膨らみにくい」という事で失敗するケースも多いですが、それ以外でもレシピどおりに作って失敗する場合があります。
それは、大豆粉 ふすま粉のメーカーの違いによって 同じ粉でも微妙に「使い勝手」が変わるため。
失敗が少ないと言われる「小麦粉」を使ったパンでも、国産のもの、海外産のもので「 膨らみ方」が変わってくるので、大豆粉 ふすま粉では それ以上の微調整が必要となってきます。
レシピサイトでは、材料にする大豆粉とふすま粉のメーカーも指定しているのは、そういった理由があります。
そして、この事は コネたり焼いたりする ホームベーカリーでも同様の事が。
ホームベーカリーでは「コネ・発酵・焼き」などの各種行程を自動でやってくれますが、これら、それぞれの作業を 個別で細かく設定できるタイプの方が、微調整がしやすく 徐々に上手に焼き上げられるようにしやすくおすすめ。
そんな「個別調整」の機能がついていて、おすすめのホームベーカリーは次の2機種です。
エムケー 自動ホームベーカリー ふっくらパン屋さん HBK-100
各種、自動設定モードも豊富ですが、HBK-100の魅力は「ねり」「発酵」「焼き」のそれぞれのメニューが単独で使用できるということ。
「ねり」は3〜20分の間で3段階の速度から選択可能。発酵は5分〜5時間の間で3段階の発酵温度から調整可能。そして、焼きは5分〜1時間40分の間で3段階の焼き温度からそれぞれ単独で選ぶ事ができます。
自分用の糖質制限食パンを焼くために買いました。麦粉を使わない大豆粉やふすま主体のパンを作る場合、こね・発酵・焼きの工程を独自に調整したいことが多いので、各工程を独自に行える(メニュー14〜16)この機種は私にとって最適でした。
低糖質パンにチャレンジしたいので個別設定も有り難いです。
出典:https://www.amazon.co.jp/
エムケー 「残りごはんでパンが作れる」 ふっくらパン屋さん HBK-151
エムケー 「残りごはんでパンが作れる」 ふっくらパン屋さん HBK-151
同じくエムケーのホームベーカリーの上位機種。 HBK-100と同じく、「ねり」「発酵」「焼き」のそれぞれのメニューを単独で使用する事ができます。
設定できる内容は、 HBK-100とほぼ同じ。2つを比較した時の違いとしては、 HBK-100が1斤サイズのパンなのに対して、HBK-151は1.5斤サイズのパンが焼けるということ。
そして、HBK-151の方が「動作音が静か」という点です。
「ふすまパンミックス」という製品を使用した低糖質パンを作るために購入しました。レシピ通りに作るだけでこんなに簡単に美味しくできるなら、もっと早くに買っておけばよかったと思います。
糖質制限しようと思って、できている糖質制限パンを購入しようとして値段にびっくり。1.5斤で1000円以上するのです。レシピをみたら自分でも作れそうなので、このホームベーカリーを購入しました。粉等もネットで購入。早速使ってみると、それなりに立派なパンが作れました。
出典:https://www.amazon.co.jp/