糖質の吸収を抑える薬の種類・間接的にカットする薬

主に糖尿病患者などに処方される事が多い、糖質の吸収を抑える効果のある薬の種類についてまとめました。

 

糖質の吸収を抑える薬

糖質の吸収を抑える薬は、「α-グルコシダーゼ阻害薬」と呼ばれていて、具体的な薬の名称としては、グルコバイ・ベイスン・セイブルなどがあります。

特に「グルコバイ」に関しては、糖質の吸収を抑える薬として有名です。

糖質には主に5つの種類に分ける事ができますが、ショ糖(いわゆる砂糖)や、お米の主要成分であるでんぷんは、二糖類や多糖類と呼ばれています。

これらの糖質が小腸で吸収されるには、単糖であるブドウ糖に分解されなくてはいけません↓

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多糖類や二糖類は、唾液の成分である「αアミラーゼ」や、小腸の表面に存在している「αグルコシダーゼ」と呼ばれる消化酵素によって、単糖類へと分解されます。

「α-グルコシダーゼ阻害薬」とは、小腸表面の消化酵素「αグルコシダーゼ」を阻害 する事で、単糖類へと分解する事を防ぎ、糖の吸収を抑えるというものです。

「α-グルコシダーゼ阻害薬」の中で、グルコバイに関しては、「αグルコシダーゼ」だけでなく唾液の消化酵素の「αアミラーゼ」も阻害するため、より強力に作用すると言われています。

 

その他、糖尿病の内服薬で使われる事の多い薬

参考までに、糖尿病中の血糖値コントロールのために使われる事の多い薬も紹介しておきます。

ビグアナイド系薬剤

  • フェンホルミン・塩基メトホルミン・塩基ブホルミンなど
  • 自身で糖を生み出す糖新生を抑える
  • 低血糖になりにくいが弱め

速攻型インスリン分泌促進材

  • グルファスト・スターシスなど
  • 副作用は少なめで インスリンを分泌する膵臓への負担も少ない

DPP-4 阻害薬

  • ジャヌビア・ネシーナなど
  • 血糖値が高い時だけ作用し低血糖になりにくい
  • 長期の安全性については確立していない

スルフォルニ尿素材(SU剤)

  • オイグルコン・アマリール・グリミクロンなど
  • 血糖値を下げるインスリンの分泌を促進するが、膵臓への負担が大
  • 長期に渡って使う事で効果が薄れる場合も

インスリン抵抗性改善薬

  • アクトスなど
  • インスリンの「効き」が悪くなるインスリン抵抗性を改善
  • むくみ・体重増加・肝障害や貧血などが起こるケースも

 

好きなだけ糖質を食べるために阻害薬を使うのは絶対NGな理由

糖尿病などではない健常な人が、「糖質の入った食べ物を毎日 自由に食べる」という目的で、 糖質の吸収を抑える薬を使用するのはやめるべきです。

薬がNGな理由は2つあります。

1つ目の理由は、これまで頑張ってきた糖質制限の反動が強く、「薬もあるから…」という事もプラスして糖質を取り過ぎてしまう場合が多いため。

2つ目の理由は、そもそも阻害薬の力は、限定的なものであり血糖値を下げる力もさほど強くはないからです。薬自体も効果に個人差が強いので、飲んでも対して効かないケースもあります。

薬に頼って、甘いケーキや炭水化物たっぷりのお米やパンをドカ食いしてしまえば、こんな2つの理由から血糖値を下げるどころか、上げる事につながってしまうかもしれません。

ベースは、毎日 糖質制限を行いつつ、たまに外食する時などの 「一時的な対策用」に、専門医に相談のもと処方してもらう方が良いでしょう。

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